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精密入れ歯について 先日、西の遠方から遠征して営業に来られている営業の技工士さんと、少しお話をしました。 私:最近、自費治療が歯科医院に於いて益々増えているようですが…どうなんでしょうねぇ。特に、自費の金属床では無いレジン(プラスチック)製の精密義歯についてなんですが…?あれは一体どうなってるんですか? 123さん(仮名):確かに、A部先生とかの精密義歯は、適合が良いですよ。 私:そうですかぁ、、、。 でも、私なら、今まで保険の義歯で何とかがんばって診療してきましたが、保険の義歯って、そのような精密義歯と比べて、駄目なんですか? 自信をなくしそうです。 123さん(仮名):先生が自身を失くす必要は有りませんよ。保険の義歯が駄目だなんていうことは無いです。また、そのような精密義歯をする先生は、それで何でも治るとは言わないんです。最初の段階で、この人は精密義歯に合わない(精密義歯では治らない)と判断するんです。」 私:「なるほどね、適用症例を選ぶってことなんですね。(疑問が氷解しました)。」 ということらしいです。 123さん(仮名):「先生に楽に自費の診療をしていただきたいと思います」 これは、趣旨を裏返せば、自費で楽をせずに自費をするなと云う事ですね。確かに、歯科医師にとっては、聞こえの良い言葉ですが、その分、患者さんには、金銭的な苦労を強いるということになると思います。はたしてそれで良いと言うのでしょうか。 2009/02/11 22:45記 |
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私は、一年大学受験浪人しましたが、金で入学する私立大学とは違い、学力的自力だけで学費が安く済む国立大学に入学し、そこで歯医者になるために育ててもらいました。 私立歯科大と違って、国立大学の場合は、勉強は自分で出来るだろうという感じで、ほったらかしに近いと思いました。そうであったにしても、日本の税金で歯医者にしてもらったということは何ら変わらない事実です。ですから、そのご恩を返すためには、保険で一所懸命にできる限りのことをするのが、国公立大学出身の歯科医の責務だと思って歯医者をしております。自費で国民から金を必要以上に貰うのが、国立出の歯医者のすることとして予定されているのであれば、非常に残念と思います。 2009/02/12 2:30追記 |
| たいていの歯科技工士さんは特に自費の仕事が欲しいのです・技工を自分でする歯科医師(これは超人的な歯科医なわけで、偉いとしか言いようがないことですが)も、歯科技工(入れ歯や被せ物(クラウン・ブリッジ))をどうせするならば自費の技工物をしたいと思うのでしょう、自分で技工をするからこそ、その大変さが分かるのであって、そうであればできるだけ高い報酬が欲しいと思うのは自然の理でしょう・そういう場合には、歯科医師という立場の中に完全に歯科技工士という立場からのものの見方が入ってきていると思います。 私は、歯科技工、最初のころは手をつけていましたが、切削・研磨の時などに、石膏・プラスチック・金属の粉を吸うのが矢張り余分な仕事に思えてしまいましたので、すっぱりやめました。マスク・ゴーグルをしていても、矢張り、目に入ったり吸ったりは、してしまうに思います。 話が随分それました。 自費の入れ歯のことに戻りますが、やはりおかしいのは、保険の入れ歯を手抜きをして、自費の入れ歯に誘導する歯科医院などが特に目障りに思います。どうして、患者も歯科医院側も、お金という共通の価値観でしか容易に理解しあえないのだろうかと、本当に悲しくなります。 うちで保険の入れ歯をうまく作って満足されたと思った患者さんでも、ドクターショッピングというような感じでしょうが、知り合いに聞いた歯科医院でまたもっと良い保険の入れ歯が出来ないかと思っていかれる方が有りました。神戸の病院の歯科口腔外科だったんですが、そこはインプラントを主体にしてるそうで、患者からすれば、インプラントを専門にしている歯科は、入れ歯などはインプラントよりも劣る治療・簡単な治療と見るのでしょうか、そういうところなら造作も無く出来ると思うのかもしれませんが、結果は、紙出しは勿論していないという療養担当規則違反 (これはうちの母がその歯科医に別件で係った件で問い合わせたときのその歯科医(うちで保険の入れ歯をうまく作って満足されたと思った患者さんが入れ歯を作って貰った歯科医と同一人物)から電話です)は勿論のこと・本当に「これが保険の入れ歯なんですよ〜」とでも言いたげな・設計など考えていない御座なりな入れ歯で使えない入れ歯が出来てきたそうです。私としては、最善を尽くしたつもりでしたが、そのような形でまた私の歯科医院に戻ってこられて、複雑な気分でした。 兎に角、私は、保険の医療費の総額の抑制は必要なことだと思って診療しています。それには、保険で治せるところは、最善を尽くす・誠意のある治療をする、ということです。 誰も保険の義歯の宣伝のためにgoogleやyahooの有料広告をしている歯科医院は無いと思います。それがそういう歯科医院等の本性をよくあらわしていると思ってください。 また、患者さんたちにも、保険の保険料を払っていることは重々分かりますが、予備の入れ歯をあちらこちらで作るというのは、非常に危険です、と言いたいです。 偶に、こんな入れ歯を保険で作ったのか、凄いな〜と、真に感心させられる場合が有りますが、極々稀で、最近は、歯科の業界も不景気ですから、そんな趣味のようなことをする歯科医は若い歯科医には、まず、いないと思われます。 よくよく、患者さん方には、保険で使える入れ歯を歯医者に作ってもらってください。としか言えないです。 技工所としては、「いれ歯屋さん」が、知っている限りでは、うまく作ってくれます。勿論、歯科医師側の歯型の採り具合や咬み合せの採り具合も、被せや入れ歯の出来の重要な要素になります。ですから、簡単に見分ける方法としては、ホームページにイメージ写真を多用しているところ・被せや入れ歯の自費と入れ歯の違い・長所短所などを安易に信じないこないようにしていただきたいということ、また、値段を書いていないところは勿論駄目でしょうし、書いていても、相場的な値段(例えばメタルボンドという金属の表面に瀬戸物(陶材)の白い材料を付着させている歯などの値段が8万円〜10万円)の歯科医院は、定価で物を売っているような歯科医院ですから、みすみす行かないほうが得策といえるでしょう。 なんにせよ、これから、もっと、保険を貶して・手を抜いて、自費を薦めたがる歯科医院が出てくることと思いますので、注意をして頂きたいと思います。 2009/04/04追記 |
| ↓このように保険の入れ歯の物性も向上してきています。↓(当院で、取り扱っています) |
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